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2005年06月30日

6月11-13日のG8蔵相会議の評価と7月6-8日のG8サミット(首脳会議)を見る視点

■ほっとけない 世界のまずしさ 視点シリーズ
第1回:6月11-13日のG8蔵相会議の評価と7月6-8日のG8サミット(首脳会議)を見る視点

「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン 政策チームです。
6月のG8蔵相会議の評価と7月4-6日のG8首脳会議について私たちの視点から解説します。

●6月のG8蔵相会議の評価

積極的に評価すべき点:
 6月の財務相会合では、最貧国が100%まで債務の免除を受けることができる、という原則を打ち立てた

問題点:
 その対象国が非常に限られていること

・GCAP(*1)は少なくとも62カ国が帳消しを必要としているのに対して、
18カ国のみ)
・その選ばれ方が貧困のレベルなどを必ず基準にしているとは言えない
・相変わらず「債務の持続可能性」
(国の経済規模に照らして債務を持続的に返済できるかどうかというマクロ的視点)
に頼っているため、人々の生活の現実と乖離していること。
(例:ケニア(*2)の経済規模はそれなりに大きいから対象国になっていない。
 しかし、その富を牛耳っているのは欧米人であったりインド系だったりして、
一般ケニア人ではない)
・先進国が一方的に定める(ある意味おかしな)基準に照らしても合格するはずの国が対象から外されていたりする

●7月のG8サミットの視点

・債務問題に更なる大きな前進はあるのか。
・貿易についてはなんらかの前進が新しく出てくるのか。
 (ただし、G8は本来貿易のルールが決められる場所ではありません。
 決められるのは世界貿易機関:WTOです)
もありますが、

焦点となるのは、
・援助の総額がどうなるか
・アフリカ向けにどのような援助パッケージが用意されるか
・HIV/AIDSや基礎教育などについてどのようなコミットメントが発表されるのか

と見ています。

援助の質については、首相や大統領レベルの会合なので、あまりつっこんだ話はなく、これまでの財務相会議やその他の会議で合意された原則を再認識する文言が入るかどうか、が注目です。

ともかく、私たちは小泉首相がサミットの場で
「日本政府は貧困削減に向けて求められる責任を果たします」
と力強く明言してくれることを求めます。
その上で、上記の焦点についての前向きな額、コミットメント等を打ち出すよう求めます。

*1 GCAP=グローバルな貧困削減キャンペーン 
 「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンはその日本キャンペーン
*2 ケニア
 1人当たりGNPが745ドル未満、債務残高の対GNP比率が80%以上の国を
 重債務貧困国(最も貧しくてその上最も多くの債務を負っている国)と言い、
 42カ国が挙げられているが、ケニアもその中に入っている(02年現在)。

◎もっと詳しく貧困問題を知りたい方は、ウェブサイトの
「Who we are 賛同団体」のコーナーでお探しください。

投稿者 sustena : 20:39 | コメント (0)

国内のタイ人エイズ患者、5割以上が死亡

引用 日経新聞

 日本国内でエイズを発症したタイ人の5割以上が死亡していることが29日、在日外国人のエイズ患者の支援活動をしている東京の特定非営利活動法人(NPO法人)などの調査でわかった。無保険のため高い治療費が払えず、医療機関での受診が遅れるケースが相次いでいるという。

 調査した「国際保健協力市民の会」副代表の沢田貴志医師は「タイ人に限らず、日本に滞在する外国人のエイズ患者に対する治療態勢の遅れが目立つ」と訴えている。

 調査は在日タイ大使館の協力で実施。2004年度の下半期に、大使館が病院などから保護依頼を受けたタイ人のエイズ患者13人のうち7人が約2週間以内に死亡した。沢田医師は「エイズは治療薬の開発で死なない病気になりつつあるなか、あまりにも高い死亡率」と指摘する。

 また大半が無保険で、外国人未払い医療費の補てん制度のある自治体では患者4人のうち死亡者は1人なのに対し、同制度のない自治体では患者9人のうち死亡者は6人だった。 (16:00)

投稿者 sustena : 15:20 | コメント (0)

グローバル・エイズ・アップデイト 19号

■「第19号」目次
http://blog.melma.com/00123266/
----------------------

●地域情報

ラテンアメリカ
ベネズエラ:手術をしない医師たち

アフリカ
1.ザンビア:地域プロジェクトからARV入手へ
2.南アフリカ:HIV陽性者の自殺傾向(研究レポート)
3.南アフリカ:軍がHIV/AIDS対策へ前進
4.ベナン:HIV感染比率が50%低下??
5.治療:PEPFARによるHIV/AIDS治療対策

●ドナー情報

英国:インドネシアに25万ポンドの資金提供

●国際機関情報

国連:UNAIDS事務局長が「MDGs達成困難」と発言

●オピニオン

不当な国家体制と「賠償」:南アフリカの場合

 では皆様どうぞご愛読いただければ幸いです。

(特活)アフリカ日本協議会

投稿者 sustena : 01:45 | コメント (0)

2005年06月26日

ボブ・ゲルドフ、英音楽祭で貧困撲滅デモ参加を呼びかけ

引用ロイター

[ロンドン 25日 ロイター] アフリカ貧困救済チャリティーコンサート「ライブ8」の主催者ボブ・ゲルドフが25日、英グラストンベリー音楽祭の観客に向けて、来月2日スコットランドのエディンバラで行われる貧困撲滅デモへの参加を呼びかけた。

 

デモは主要国首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)を前に、発展途上国の債務問題に取り組む運動「メイク・ポバティー・ヒストリー(貧困を過去のものに)」の一環で開催され、少なくとも10万人の参加が見込まれている。

 ゲルドフは、「これは正義に続く長い道のりの最終区間。その最後の一押しが、ここグラストンベリで始まる。わたしと同じように世界を変えられると思うなら、2日にエディンバラで会おう」と観客に呼びかけた。

投稿者 sustena : 16:50 | コメント (0)

2005年06月25日

G8グレンイーグルスサミット直前シンポジウム開催ーNHK

G8グレンイーグルスサミット直前シンポジウム

アフリカエイズ問題に支援を

引用
>動画あります

深刻な状況が続くアフリカのエイズ問題について考えるシンポジウムが、24日夜、東京・港区で開かれ、エイズウイルスに感染しながらも感染者の支援を行っている南アフリカの女性がアフリカの現状について報告し支援を呼びかけました。

投稿者 sustena : 23:23 | コメント (0)

中田も勘三郎も「ホワイトバンド」 貧困絶滅で販売へ

引用-asahi.com

腕に白いバンドを巻いている人は、世界の貧困に関心がある――。日本の国際NGO(非政府組織)27団体が7月から貧困撲滅のための「ホワイトバンド運動」を始める。欧米ですでに定着し始めたキャンペーン活動を日本にも広げようというものだ。

腕に白いバンドを巻いている人は、世界の貧困に関心がある――。日本の国際NGO(非政府組織)27団体が7月から貧困撲滅のための「ホワイトバンド運動」を始める。欧米ですでに定着し始めたキャンペーン活動を日本にも広げようというものだ。インターネットなどを通じてシリコーン製バンドを1本300円で売り、売り上げを「貧困絶滅」のキャンペーン費用に充てる。

 世界では3秒に1人の割合で子どもが貧困で死んでいる。2000年の国連ミレニアム宣言では、2015年までに貧困人口を半減する目標を立てているが、達成は危ういという。

 参加するNGOは「先進国が本気で貧困撲滅の意思を社会制度に反映させる必要がある」と訴え、貧困削減を話し合う英国グレンイーグルズ・サミットにあわせて日本での活動を始めることにした。「ほっとけない世界の貧しさ」が合言葉だ。

 ホワイトバンドは世界各地のNGOによる共同行動で、サミットを主催する英国のブレア首相、英サッカー選手のデービッド・ベッカムさん、俳優のトム・ハンクスさん、「ミスター・ビーン」役のローワン・アトキンソンさんらも腕に巻いている。

 日本では歌舞伎の中村勘三郎さんや作家の村上龍さんらがキャンペーンに加わり、サッカー日本代表の中田英寿選手はコンフェデ杯の練習中にも腕にホワイトバンドをつけていた。

 国内では全国の有名書店、レコード店、ネットなどを通じて販売する。

投稿者 sustena : 14:23 | コメント (0)

2005年06月24日

7月2日、貧困に立ち向かう、“LIVE 8 JAPAN”(ライヴ・エイト・ジャパン)開催概要決定!

「経済的にも道徳的にも救える手段を知っている私たちは、これ以上貧困に苦しんでいる人々を放って置くことはできない。ギターを持ったミュージシャンたちが世界を動かす時が来た」(LIVE 8創立者 ボブ・ゲルドフ)

詳細はこちら

投稿者 sustena : 17:53 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月23日

中国:「低農薬・有機食品産業の発展は貧困脱却に大きな意義」

引用

中国緑色食品発展センターの王建平・副主任は先ごろ、低農薬食品、有機食品産業の発展は農民の所得増加、貧困脱却に大きな意義を持つとの認識を示した。1998年から2002年にかけて全国の低農薬食品産業は年間29%のペースで成長、2002年から2004年かけては年間56%以上の成長率を記録している。

2004年末現在、全国の低農薬食品企業数は2836社(6496品目)、年間売上は860億元に上った。2001年から2004年かけて全国の低農薬食品輸出額は年間50%以上増加、輸出率は12%、有機食品輸出率は51.3%を記録している。近年、貧困地区の低農薬食品、有機食品産業は急成長の勢いを見せている。2004年末現在、国家貧困扶助重点県592県のうち193県が低農薬食品や有機食品の認証制度を導入しており、低農薬食品企業、有機食品企業数は計296社(582品目)に上る。一部の貧困地区では低農薬食品、有機食品原料拠点を建設し地元の資源開発を促している。【経済日報 2005年06月22日】

投稿者 sustena : 22:52 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月22日

ハンガー・バンケット:飢えと貧困を疑似体験

引用

ハンガー・バンケット:飢えと貧困を疑似体験−−26日、県民文化会館 /鳥取

 ◇世界の状況、ぜひ知って

 世界の飢えと貧困を疑似体験するイベント「ハンガー・バンケット(飢餓の宴)」が、26日午前11時〜午後2時、県民文化会館(鳥取市尚徳町)で開かれる。国際交流団体「タイム」などの主催で、県内開催は10年ぶり。主催者は「ぜひ世界の状況を身をもって知ってほしい」と話している。

 飢餓の宴は、出席者を▽1日3回満腹に食べられる「第一世界」(15%)▽1回だけご飯と汁を食べられる「第二世界」(30%)▽1度の食事にもありつけるか分からない「第三世界」(55%)−−に分けてシミュレーションする。飢餓解消のため、人々が自分にできることを考え、行動に移すことを奨励しようと、アメリカのNGO「オックスフォード飢きん救済機構」が考案した。

 世界の約63億人のうち約20億人が貧困死にさらされている状況を実感してもらおうと、当日は参加者に第一〜三世界の食事のどれかが振る舞われる。国際飢餓対策機構日本協会の職員による講演「私の見たアフリカの子供たち」や鳥取大学に通うアフリカや中南米の留学生の話も聞くことができる。チャリティー募金もあり、実行委は「お菓子やコーヒー代と思って協力を」と呼び掛けている。参加料は大人1000円、学生800円。問い合わせは実行委(0857・28・5385)。【松本杏】
毎日新聞 2005年6月22日

投稿者 sustena : 19:40 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月21日

U2のボノ氏「日本はもっとやれる」アフリカ支援要請

引用元 読売新聞(2005年6月18日14時1分 読売新聞)

 世界的なロックスター、ボノ(45)が、アフリカ貧困の撲滅を目指し、精力的に動いている。
Click here to find out more!

 7月初めの主要国首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)前の同月2日には、各国の大物スターが参加する大規模な無料コンサート「ライブ8」を東京を含む世界8都市で開き、アピールする予定だ。

 ボノは17日、本紙と会見し、日本や米国などがアフリカの貧困撲滅に取り組むのは「慈善ではなく、正義の問題だ」と訴えた。

 「毎日6300人がエイズなど予防可能な病気で死んでいる。人口の7割は1日2ドル以下で生活している……」

 アフリカの貧困のデータが次々と飛び出す。ボノは、ブッシュ米大統領ら多くの国の指導者に直接会い、こうした実情を訴えてきた。来月のサミットで議長を務めるブレア英首相がアフリカ支援を主要議題に据えたのは、ボノら活動家の猛烈な事前運動があったため、とも言われる。その彼は「次のターゲットは日本の小泉首相だ」と語った。

 ボノのアフリカ支援との真剣なかかわりは、20年前にさかのぼる。1985年7月、アフリカ難民救済のための史上最大のチャリティー・ロック・コンサート「ライブ・エイド」に参加し、窮状を知った。以来、抗議行動ではなく、政治家の懐に入って直接訴える独特のスタイルで活動してきた。

 「85年は、1億4000万ポンド(約280億円)が観客から集まった。でも、アフリカではたった1週間で債務返済に消える額だと、数年後に知った。結局、政治家が動かないと貧困の構造は変わらない」

 ボノが訴えるのは、〈1〉最貧国の債務免除〈2〉援助金の大幅増額〈3〉アフリカの輸出機会を増やすための公正貿易の実現――の3点だ。

 日本のアフリカ支援はここ数年、徐々に減り、2003年実績で5億2900万ドルと、ピーク時の約4割にまで落ちた。小泉首相は今年4月、それを今後3年間で倍増すると発表した。

 「日本はアフリカでもっとやれる。世界のリーダーである日本の義務だ。コイズミは『アジア』でなく、『世界』を視野に判断できる人物だと思う」

 どうやって政治家の懐に入るのか。「政治家はロックスターがただ叫んでも、びくともしない。でも、彼らが気にする有権者や企業などがおれたちの存在を認め始めると、結構相手にするものなんだ。ライブ8はその大きなきっかけ。日本でもそれを狙っている」

 トレードマークのサングラスを外し、静かに語る青い目がキラリと光った。(ロンドン 飯塚恵子、敬称略)
(2005年6月18日14時1分 読売新聞)

投稿者 sustena : 01:26 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月17日

5月26日「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン立ち上げの集い報告

5月26日「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン立ち上げの集い報告をアップ。

投稿者 sustena : 13:35 | コメント (0) | トラックバック

6.24 英国グレンイーグルスG8サミット直前シンポジウム

**********************転送歓迎ここから*********************
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■英国グレンイーグルスG8サミット直前シンポジウム
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★▽★◇★△★○★▽★◇★△★○★▽★◇★△★○★

◇南アフリカ共和国のHIV陽性者のアクティヴィスト
 ググ・ヂャミニさんが語るアフリカの現実

◇エイズ・結核・マラリア三大感染症との闘い:
 私たちに何ができるのか?

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○★▽★◇★△★○★▽★◇★△★○★▽★◇★△★○

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○日 時:6月24日(金) 午後5時30分〜8時30分
○場 所:大阪経済法科大学東京麻布台セミナーハウス
    2F大研修室
・住 所:東京都港区麻布台1-11-15
・行き方:東京メトロ日比谷線「神谷町」駅E1出口下車徒歩3分
・地 図:http://kenshu.e-joho.com/azabudai/map.html
○参加費:500円(資料代)
○申 込:参加される方は、本メール末尾の「参加申込票」に所定の事項をご記入の上、アフリカ日本協議会(info@ajf.gr.jp宛ご返信下さい。

●ググ・ヂャミニさん、25歳。南アフリカの貧困のなかで、14歳のときに性暴力によりHIVに感染した彼女は、いま、地域のHIV陽性者グループのリーダーとして、エイズ・結核など感染症との闘いの最前線にたっています。

●エイズ・結核などの感染症による「世界の危機」が叫ばれてから数年。感染症を取り巻く現実は深刻さを増しています。HIVとともに生きる人々は世界全体で4000万人。アフリカだけでなく、全世界で感染が拡大しています。

●アフリカで、アジアで、旧ソ連圏で……人々は感染症との闘いに立ち上がっています。予防、ケア、治療、アドボカシー……しかし、足りないものがあります。最低限の医療保健施設、医療従事者、治療薬へのアクセス。そして、感染症と闘う国際社会の断固たる意志です。

●感染症との闘いに、日本は、私たちは何ができるのでしょうか。7月のG8サミット、9月の国連ミレニアム+5サミットに向けて、市民社会としてメッセージを発していきたいと思います。

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○主 催:(特活)アフリカ日本協議会、
     「ほっとけない、世界のまずしさ」キャンペーン
     日本リザルツ
○連絡先:(特活)アフリカ日本協議会(担当:稲場)
・東京都台東区東上野1-20-6丸幸ビル2F
・電話 03-3834-6902、FAX:03-3834-6903
・ウェブ http://www.ajf.gr.jp
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■パネリスト
○ググ・ヂャミニ氏(南アフリカ共和国、イググレツ・サポート・グループ・ディレクター、「治療行動キャンペーン」ハウテン州執行委員)
○小野崎郁史氏(結核予防会結核研究所国際協力部副部長)
○稲場雅紀氏((特活)アフリカ日本協議会、世界エイズ・結核・マラリア対策基金第9回・10回理事会先進国NGO代表団メンバー)、他 交渉中。

■モデレーター
○林 達雄氏((特活)アフリカ日本協議会 代表理事)

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■参加申込票<info@ajf.gr.jpまで>
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○お名前
○ご所属(あれば)
○ご連絡先(メール)
○ご連絡先(携帯など)
○コメント

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【参考】本シンポジウム特別ゲスト ググ・ヂャミニさん紹介新聞記事
(2003年7月7日付 毎日新聞夕刊記事)

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[エイズ最前線]南アフリカからの報告
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1 レイプ感染の母子再起
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 「エイズであることを隠さないで」「頑張って前向きに生きましょう」。3畳ほどの部屋からググ・ドラミニさん(23)の朗らかな声が聞こえる。相談に訪れたHIV(エイズウイルス)感染者の心がなごんでいく……。

 ググさんは小学3年生の長女ルンギレちゃん(8)とヨハネスブルク郊外で月額4000円の部屋を借り、一つのベッドで身を寄せ合って暮らす。枕もとの作りかけの赤いビーズ細工はエイズ撲滅のPRバッジだ。

 エイズ相談のほか、自身の悲惨な体験と克服の過程を語る講演の謝礼を生活費にしている。

 ググさんは14歳の時、ヨハネスブルク郊外で3人組の男にレイプされ、銃弾を2発浴びた。1発は頭部にめり込み、1発は耳たぶをかすめた。

 ひん死の重傷を負い、HIVに感染した。「1年以内に死ぬ可能性がある」と言われ、レイプによる妊娠で生まれたルンギレちゃんも「HIV陽性」と宣告された。

 父親は87年に強盗に射殺され、唯一の身内だった母親も心労が重なり、事件の2年後に心臓発作で亡くなった。

 絶望と恐怖に震える日々が続いた。それでも、再び立ち上がる力が残っていた。「神様に私は生かされている。同じ境遇の人々を助けることが私に与えられた役目」。そう決意した彼女は感染者のカウンセリングを始めた。

 悲しい出来事にも接する。頻繁に相談に乗ってあげた女性感染者が最近訪ねてきた。「ググ、今までありがとう」。そう言い残して、バスで10時間かかる故郷に向かった。その翌週、彼女の訃報(ふほう)が届いた。「生まれた土地で死にたかったのね」。涙が止まらなかった。

 「エイズは一人で抱え込んではダメ」。発病の恐怖を振り払うように話すググさん。正式名「ググレツ」は黒人系言語で「誇り」を意味する。

 「おかあさん、私はお医者さんになってエイズに苦しむ人を助けたいの」。ルンギレちゃんの目が輝いた。彼女の名は「喜び」という意味だ。

 部屋の壁に花柄の便せんが張られている。ググさんが自分を励ますために書いた「ありのままの自分を愛して」という詩の一節が見えた。(了)

*************************転送ここまで***********************

投稿者 sustena : 13:30 | コメント (0) | トラックバック

農村自立へ新複合支援政府、アフリカ開発で

引用- 河北新報

農村自立へ新複合支援 政府、アフリカ開発で

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 政府は16日、7月の主要国首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)で主要議題となるアフリカ支援について、貧困地帯の農村の自立を後押しする日本独自の複合的な支援策「アフリカン・ビレッジ・イニシアチブ(AVI)」を各国で展開する方針を固めた。
 インフラ整備を核に、現地のニーズに応じて教育、保健・衛生、住民自治、農業振興などへの支援を組み合わせる方式。政府は、4月のアジア・アフリカ会議(バンドン会議)50周年記念首脳会議で、アフリカ向け政府開発援助(ODA)を3年間で倍増する方針を表明しており、内容面でも「対症療法ではない、持続可能な開発支援」(外務省幹部)により、欧米と一線を画した「日本の協力」をアピールする考えだ。

投稿者 sustena : 13:24 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月14日

債務免除が貧困を撲滅できず

ロンドンで開かれていた主要8カ国財務相会合が11日最貧国18カ国の債務400億ドルを全額免除することで合意しました。これは史上最大規模の債務免除であるため、関連諸国から歓迎されているものの、国際世論は「一部貧困国の債務免除は世界の貧困撲滅にとって不十分であり、先進国は開発援助を拡大し、農業補助金を廃止して貧困国に向けて市場を開放すべきである」としています。

債務が免除された18カ国の大半はサハラ砂漠南部にあり、主要八カ国は返済用の資金をこれら貧困国の教育、医療保健、インフラ整備に投入することに同意しています。

 この18カ国は長年にわたる自然災害のほか、疫病、多くの社会問題などで国力が衰え、400億ドルの債務免除は平均して1国当たりに22億ドルぐらいで貧困の撲滅は不可能であると見られています。

 一部国際支援機関は「返済能力の無い最貧国にとって債務免除は心理的負担の軽減にとどまっている。先進国は債務免除と共に開発援助を拡大し、自国の農業補助金を廃止し、貧困国向けの市場開放を実施すべきである」としています。

 開発援助の拡大でイギリスは援助額を倍増し、今後10年間で1000億ドルに拡大して貧困国の貧困撲滅をほぼ実現できると提案しました。

 ブレア首相は今月上旬アメリカのブッシュ大統領と会談した後、ブッシュ大統領はアフリカに対する6億7400万ドルの追加支援を発表しました。

 アフリカ諸国にとって先進国の農業補助金廃止と市場開放は経済自立への支援となっています。ナイジェリアのオバサンジョ大統領は「アフリカは資金支援より、先進国の農業補助金廃止と市場開放を選択する」と明らかにしました。

 イギリスは今年当初、貿易障壁撤廃、市場開放などアフリカ経済を自立させる措置を提案しましたが、欧州連合の共通農業政策で農産物の輸出に高額の補助金を支出しています。

 関係者は「ここ数年経済のグローバル化は発展途上国、特に発展途上の貧困国を排斥し、先進国と貧困国の生活レベルには大きな格差が出ている」と指摘しています。

 こうした大きな格差は世界の安定と経済の発展に計り知れない損失をもたらすことになると、一部の先進国は認識しています。

 経済の自立と貧困脱出を支援することは貧困国だけでなく、先進国の発展にもプラスであると見られています。

 国際社会は開発援助の拡大と市場開放でより多くの実際行動をとり、国連のミレニアム開発目標の達成を実現させるよう先進国に期待しています。

中国国際放送局ー
http://jp.chinabroadcast.cn/151/2005/06/13/1@43114.htm

投稿者 sustena : 21:19 | コメント (0) | トラックバック

アフリカ支援 借金棒引きで誰が得をする

引用ー毎日新聞社説

ンドンで開かれた主要国(G8)財務相会議で、アフリカなどの貧困国18カ国が世界銀行や国際通貨基金(IMF)など国際機関に負っている債務を完全免除することが決まった。汚職追放などの条件を満たせば、債務免除は最大20カ国拡大する。

免除分は先進国が肩代わりするが、実際の負担割合をどうするのかは決まっておらず、7月のG8首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)に向けて調整が続くことになる。

 債務の完全免除はサミット議長国の英国が提案していた。日本は一律に帳消しすれば、民間資金も滞り経済の自立につながらないと主張していた。しかし、米国が英国に同調したことから、独仏とともに受け入れることになった。

 英政府によると免除額は18カ国で総額400億ドル(約4兆3000億円)にのぼるといい、仮に国際金融機関への出資比率に応じて肩代わりすると、日本の負担は40億ドル(国民1人当たり約3400円)を超える計算になる。

 世界の貧困撲滅をめざすミレニアム開発目標が国連総会で採択されてから5年が経過し、9月には貧困問題に関する特別首脳会議が国連で開かれる。しかし、アジアでは改善が進む一方で、アフリカは一向に進展がみられない。

 英国が議長国としてアフリカ支援をサミットの主要課題としたのは、こうした背景があるが、地理的な近さと旧植民地国との歴史的な関係から、欧州ではアフリカ支援が国民にアピールしやすいという事情も働いている。

 一方、日本が重点的に支援してきたアジアでは、援助の受け入れ国から卒業する国が相次いでおり、円借款も返済が増えている。日本の援助の成果でもあるわけだが、政府開発援助(ODA)のあり方を見直す時期にきていることも確かだ。

 その中で、貧困が改善されないアフリカへ援助の比重が拡大することは当然の成り行きなのかもしれない。しかし、援助も外交の一環だ。対アフリカ支援の拡大と日本の国益との関係について、政府はもっと明らかにする必要がある。国連安保理の常任理事国になるためにはアフリカ諸国の支持が必要という程度の理由では、国民の理解は得られないだろう。

 また、債務免除の金額を積み上げれば、支援の実効性があがるというものではないことも踏まえるべきことだ。こうした最貧国では、流入する資金より資本逃避の額の方が大きいケースが多い。資本逃避の構造を放置したまま、債務免除や資金援助を行っても、支援は根付かない。

 日本は、「アフリカ支援でもアジアでの経験を生かすべきだ」と主張している。低利の円借款と技術支援、中小企業育成などを組み合わせた日本の援助は、アジア諸国の経済の自立に貢献してきた。

 開発援助の目的は、産業を育て経済の自立を促すことだ。本当に必要なのは、義援や恩恵ではなく、自立に向けたプログラムなど具体策だ。

投稿者 sustena : 21:18 | コメント (0) | トラックバック

なぜ貧困解消が世界にとって重要か?-南アジアの事例から(I)

引用ー独立行政法人 経済産業研究所

今日、貧困削減は各国首脳が全員異議なく賛同できる数少ない課題のひとつのようだ。2000年9月、国際連合加盟国191カ国は「国連ミレニアム宣言(UN Millennium Declaration)」という国連総会決議を採択した。本決議を以って、国連加盟各国は一連の社会経済開発目標とその達成期限を設定し、これを達成することを誓った。一般的に「ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals)」と称されるこのリストの一番上に掲げられているのは、「2015年までに1日1ドル未満で生活する人口の割合を半減するには…」という文言で始まる具体的な貧困削減目標である。

日本はこの国際決議の調印国であり、相当規模の政府開発援助(ODA)の供与国でもある。しかし、一般の日本国民のほとんどは、ミレニアム開発目標の存在すら知らないようである。さらに、国内経済が低迷するなか、ODAに対する国民の支持すらも弱まっている。ODAに対する個人の見解がいかなるものであれ、なぜ我々が世界の他の国々における貧困について心配しなければならないのか、日本人全体の問題として戦略的に理解すべきときが来ている。


■意識の外の「アジア」

開発問題に関する世界レベルの政策協議や貧困撲滅キャンペーンでは、もっぱらサブサハラアフリカがその中心課題となっているが、これは、欧米各国の政治的・経済的利害に基づく欧米中心主義の表われである。その一方であまりにも見落とされ過ぎているのが、世界の貧困のほとんどはアジア、つまり、日本のすぐ側にあるという事実である。

将来、たとえば約50年後の世界を考えるとき、アジアが世界経済の重心になるであろうことは衆目の一致するところである。この将来像に示される「アジア」は、北半球から南半球まで、北は中国、日本、間に東南アジア、南アジア諸国をはさんで、南は「ダウンアンダー」と称されるオーストラリア、ニュージーランドまで、細長く伸びた一切れのリンゴのようなかたちをしている。このアジアの経済の原動力となるのは、世界で最も人口の多い2カ国、50年先には第1位となっているであろうインドと第2位の中国である。

この将来像は、日本の一般国民、政治家、経済界首脳が思い描くアジアとは異なる。南アジアに対する日本の関心は特に低く、ほとんどその視野に入っていない。しかし、世界の貧困が集中しているのは、他ならぬその南アジアなのである。世界の貧困人口の約半数が南アジアに生まれ育ち、5億人もの人々が1日1ドル未満で生活している。

もちろん、アフリカの貧困層の窮状について過小評価されることがあってはならない。しかし、世界の貧困問題に関する議題がアフリカに集中しているという現在の偏った状況は是正されるべきである。日本はアジアの貧困についてもっと真剣に考え始めなければならない。特に南アジアについてそうすべきである。


■南アジアについて

南アジアは、インダス・ガンジス川流域を中心に古代文明が栄えた地として、そして、仏教をはじめとする世界の主要宗教が発祥した地として知られている。今日、南アジアには15億人が暮らし、世界で最も急成長している国々のいくつかがここに存在する。

「南アジア」とは、通常、南アジア地域協力連合(SAARC)を構成する7カ国のことを指す。SAARCは、1985年に設立されてから今日まで、自由貿易協定締結に向けた準備を含むさまざまな地域技術協力に活発に取組んできた。先ごろインド・パキスタン両国関係が改善しつつあるが、このこともまた、SAARCにとってその活動をさらに推進する政治的な追い風となっている。

南アジア諸国のうち、バングラディシュ、インド、パキスタンおよびスリランカの4カ国は、かつて英領インドの一部としてイギリスの統治下にあった。これらの国々はいずれも、イギリスの行政制度、法的理念・慣習、商制度という統治時代の遺産を受け継ぐとともに、民族自決をめざした長年の闘争を経て独立を勝ち取ったという大きなプライドを共有している。残りの3カ国、ブータン、モルディブ、ネパールはいずれも、近代史上、一度も植民地化されたことがない。これらの国々も、それぞれ恵まれた地理的条件に助けられながら、国民とその指導者の勇気と才覚によって外国勢力の攻勢を水際で食い止めたという、先の4カ国に負けないくらい強いプライドを持っている。

このように、南アジアの人々の最も知られざる特徴は、すさまじいほど強烈な自主独立の精神を持っていることである。もう1つの特性は、その多民族性である。シルクロード等、地上および海上の古代交易ルートの経由地であったこの地域では、ヨーロッパから中近東、東アジアまでさまざまな民族が入り混じって暮らしてきたのだ。


■貧困をもたらす根本的な原因は悪い統治である

世界の貧困人口の半数が南アジアに居住しているが、その大部分はこの地域で最も人口の多い3カ国、具体的には、バングラディシュ(2005年の人口1億5000万)、インド(同11億)、パキスタン(同1億6100万)に集中している。しかし、貧困そのものの大きさ故に、貧困問題が日本と日本国民にとって戦略的重要課題となっているわけではない。

南アジアの多くの地域においては、貧困は何世代にもわたる抑圧と同義であり、おそらく他のどの地域に比べてもその傾向が強い(南アジアの国でこうした傾向及び以下に述べる特徴の見られないのは、ブータンとおそらくモルディブの2ヶ国のみである)。ときとして抑圧は、たとえばカースト、人種、宗教に基づく差別がそうであるように、社会的な性格を持つ。こうした社会的抑圧は女性に対して過酷であり、家庭生活や子供の幸せを左右するさまざまな世代間関係に対する影響をもたらしてきた。さらに、地主が君臨する政治構造、あるいは、汚職だらけの役人と不正な選挙によってもたらされる政治的な抑圧もある。

社会的なものであろうと政治的なものであろうと、貧困をもたらす根本的な原因は、あらゆる種類の悪い統治(bad governance)とこれに伴う職権乱用である。貧しい人々もそう考えている。


■悪い統治の実態

悪い統治が具体的な問題として表面化したものとして、特に注目すべきものが2つある。貧しい人々の助けとなる代わりに、権力ある者たちをさらに豊かにするための仕掛けと化した公的保健制度と教育制度である。こうした制度における統治の問題は、南アジアの多くの国々において、貧しい人々の最悪の恐怖と唯一の希望を食い物にし、貧困が「戦略的リスク」となる事態を招いている(「選択」2005年1月号参照)。

男女を問わず貧しい大人は誰しも、何ものにも増して大きな1つの不安を抱えている。病に倒れ、貧しく粗末な生活すら立ち行かなくなるかも知れないという不安である。日々の畑仕事、あるいは、水汲みや薪、飼料を集めるのに費やす時間(1日平均6〜8時間)を考えると、彼らは病に伏している余裕などない(「選択」2005年4月号参照)。貧しい家庭の稼ぎ手にとって、病に倒れることは人間としての基本的尊厳を失うこと、つまり、貧困生活から極貧状態に陥ってしまうことを意味する。

債務不履行による債務労働(現代における奴隷制度)、闇手術による臓器(腎臓、眼球)の売却、売春のための子供の売買、物乞い、犯罪、ときには餓死さえも、彼らにとってはほんの些細な不幸な出来事によって起こりうる紙一重の現実なのである。にもかかわらず、南アジアの多くの国々における公的保健制度は、こうした貧しい人々に救いの手を差し伸べるよりも、官僚や政治家のみならず看護婦や医師までも含む権力者たちをさらに富ませる仕組みになっている例が多い。こうした悪い統治によってもたらされる非道は、たとえば、以下のようなものである。

病院・診療所の入札および建設における不正(リベート、収賄)
医療器具、医療車両、医薬、その他の医療用品の調達における不正(リベート、収賄)
公的医療施設の私的流用(農村部の診療所を穀物倉庫として使用する等)
公的に調達された医薬品の横領及び売却
違法な臓器売却(輸出を含む)
「幽霊医者」(公的医療機関から給与を受け取っているにもかかわらず実際にはその機関で働かず、別の場所で個人開業している医者)
無断欠勤(農村部の医療機関から都市部の医療機関に転任するために政治家に賄賂を贈る医者)
貧しい人々も、裕福な人々と同じ希望や願望を抱いている。貧しい大人たちは誰しも、ある1つの切なる願いのために苦難を耐え忍んでいる。自分たちと同じ苦労をしなくていいように、子供たちに教育を受けさせたいという願いである。

しかし、南アジアの多くの国々では、公教育制度もまた、貧しい人々のたった1つの願いを叶えるより、富める者をさらに富ませる仕組みになっていることが多い(「選択」2005年5月号、6月号参照)。公教育における悪い統治の事例として以下のものが挙げられる。

学校の入札および建設における不正(リベート、収賄)
教科書、学校用家具、学校給食、その他の教育用備品の調達における不正(リベート、収賄)
公立学校施設の私的流用(小学校の校舎を住居または政治活動拠点として使用する等)
教科書印刷・配布における組織的な贈収賄
「幽霊教師」(公立学校の教員として給与を受け取っているにもかかわらず実際には教えていない、主に好条件の年金を受け取る目的で教員資格のない者が教員ポストを買い取る等)
無断欠勤(農村部の学校から都市部の学校に転任するために政治家に賄賂を贈る教師)

■貧困は「戦略的リスク」である

以上、悪い統治がどのような手段で貧しい人々を直撃しているか、その代表事例を紹介した。公的保健制度がきちんと機能し、利用することができたら、基本的な人間の安全保障という大きな安心感をもたらすことができる。そして、貧しい家庭の親も子供も満足できるような無償の国民教育が行われれば、より良い未来への希望という大きな喜びを彼等に与えることができる。貧困を経験したことのない者にはなかなか理解できないが、公的保健制度や公教育がもたらす安心感と希望は、これまでずっとこうした「贅沢」とは無縁だった人々の暮らしに大きな幸福感を与えることができるのである。

その安心感や希望が職権乱用によって踏みにじられていること、そして、多くの場合において貧しい人々の声を政治の場で代弁すべき立場にある者が職権乱用の張本人であることは、南アジアの貧しい人々の知る事実である。保健や教育における悪い統治が問題となっている国々においては、これはもはや偶発的な事件ではない。長年にわたり組織的な不正が行われ、何百万人もの貧しい人々を苦しめ、その裏側で、さまざまな不正行為に絡む金銭の額はますます高くなっている(ある国では、教育担当大臣が交代するたび教科書の値段が1円相当額引上げられることで知られているが、これは選挙活動費用を賄って余りある額である)。いくつかの国々では政党に対する資金提供が日常的に行われるまでに不正が組織化しており、犯罪組織が関係している場合すらある。

このように、悪い統治が貧しい人々に与える心理的な影響、彼等の不満や怒りは、いかに誇張しても誇張しすぎることはない。すさまじいほど強烈な自主独立の精神を持つ南アジアの貧しい人々についてはなおさらである。

「開発」の結果、南アジア諸国では、人口の若年化(その多くは失業者)が進み、持てる者と持たざる者の格差が広がり、(テレビやその他の通信手段により)情報の入手が容易くなった。

こうした要因が重なり合うことによって、貧しい人々の不満と怒りはますます高められる傾向にある。彼等は、罠にはめられ、取り残され、二流市民の烙印を押されたかのような屈辱感と現状を変えることのできない無力感に苛まれているのである。

何世代にもわたり蔓延し、放置されてきたこの状況が政治的・宗教的過激主義者を生み出す絶好の温床となった。こうして貧困は「戦略的リスク」となった。そして、そのリスクとは国家が財政的又は政治的に混乱するかもしれないリスクなのである。だからこそ、南アジアの思慮深い指導者たちは貧困削減に戦略的に取組んでいる。そして、これがまさしく、全世界が貧困を心配しなければならない理由なのである。国際的なテロ組織を通してなのか、より良い生活を求めて国境を越える移民を通してなのかはさておき、いかなる国の安全保障も一国のみで確保しうるものではなく、他の国々の運命と密接に絡み合っている。9月11日に起こったことは、この事実を世界中の人々に思い知らせたのである。

次号以降、南アジア諸国が抱える国家レベルでの戦略的なリスクの分析やODAの姿勢等について、近日公開予定の私の連載コンテンツの中で具体的に論じていきたい。

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ライブ・8 ピンク・フロイドの再結成が決定、ブラーのデーモンはイベントを批判

引用−MTV music news

何ヶ月にも渡る噂を経て、ピンク・フロイドが7月2日にロンドンのハイド・パークで開催される「ライブ・8」で再結成することを明らかにした。20年以上前にバンドを脱退したベーシスト/ソングライターのロジャー・ウォーターズは、ギタリスト/シンガーのデヴィッド・ギルモア(写真)、ドラマーのニック・メイソン、キーボードのリチャード・ライトと久々にステージを共有し、アフリカの貧困問題を訴える。

ギルモアはバンドの公式サイトを通じて、「多くの人と同様に、俺はG8の首脳たちが第3世界での貧困を救済すべく、支援を増加してくれることを望んでいる」とコメントし、4人組が24年ぶりに再結成ライブを行うことを発表した。「アメリカが飢餓に苦しむ国々に、GNPのあんなにわずかな一部しか与えないなんて狂っている。このような状況下では、ロジャーとバンド間の過去のいざこざはとるに足らないことであり、再結成することがこのコンサートへの注目を集める上で助けになるのであれば、価値のあることなのだろう」。

70年代に大きな成功を収めたピンク・フロイドだが、『The Wall』や、ビルボード・アルバム・チャートに741週に渡ってランクインした『The Dark Side of the Moon』といったヒット・アルバムの影には、ウォーターズの力があった。ウォーターズは1983年にバンドを脱退し、何年にも渡り、マスコミを通じてギルモアとの泥沼劇を繰り広げた。残りのメンバーがピンク・フロイドとして活動することを禁止するよう訴訟も起こしたが、敗訴していた。ギルモア率いるピンク・フロイドは1994年以来ライブ活動を行っていない。

1985年に開催された「ライブ・エイド」では、故ジョン・ボーナムの代わりにフィル・コリンズがドラマーを務めたレッド・ツェッペリンの再結成が話題を集めた。

また、グリーン・デイがベルリンでのライブ・8への参加を公式サイトで発表した。ベルリン公演には他に、ブライアン・ウィルソン、クロスビー・スティルズ&ナッシュ、ローリン・ヒル、A-HAの出演が決定している。

2組のバンドの出演が決定した一方で、ゴリラズとブラーのリーダー、デーモン・アルバーンは参加する気がないようだ。BBCラジオによれば、現地時間の10日、デーモンはラインアップを「バカみたいにアングロ・サクソンだらけ」と批判したとのこと。「人々のためにパーティーを開くなら、彼らに対してドアを閉めるなよ――アフリカ差別を永続させるだけだ」。

ライブ・8のスポークスパーソンはこれに反論し、BBCニュースに対して、主催者側はワールド・ミュージックのファンだけのためのコンサートにしたくないと述べた。「ボブ・ゲルドフの目的は、スタジアムやアリーナを埋め尽くすほどたくさんのお客さんを集められるヘッドライナーをラインアップすることでした」と彼は語っている。現時点でロンドン公演に決定している黒人アーティストは、UKのラッパー、ミズ・ダイナマイトと、スヌープ・ドッグ、ユッスー・ンドゥールのみ。

スポークスパーソンは「大規模のアフリカ系イベント」も計画中だと述べたが、確定はしていない。

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2005年06月13日

G8の債務全額削減決定、アフリカ諸国は歓迎

引用ー朝日.com

アフリカを中心とする18カ国の債務計400億ドル(約4兆3000億円)を全額削減するとした主要国(G8)の財務相会合の決定に、対象になったアフリカ諸国などは12日、次々に歓迎の声を上げた。一方で、決定の遅さへの批判や、さらに多くの貧困国の債務を減らすよう求める声も出た。

 「一報を聞いて興奮した。新規に雇用する教員数を3000人以上も増やせる」。ザンビアのマガンデ財務相はこうコメントした。モザンビークのディオゴ首相は「対外債務は国を悩ませてきた。決定には満足し感謝している」とAFP通信に語った。

 全額削減の対象になったアフリカの14カ国では、従来の返済資金を、医療や教育などに充てることになる。AP通信によると、タンザニアでは小学校に出席できる児童が66%も増え、モザンビークではすべての子どもが予防接種を受けられるようになる見込みだという。

 これに対し、ウガンダのブツロ情報相は決定を歓迎しつつ「とっくに実行されているべき決定だ」と、以前から要求があった債務削減への取り組みの遅さを批判した。

 アフリカで支援を続ける非政府組織「アクション・エイド」は「まだ40カ国以上の貧困国が同じような重い債務に苦しんでいる」と指摘した。

投稿者 sustena : 23:48 | コメント (0) | トラックバック

G8財務相会議 アフリカ貧困国債務の完全免除で共同声明

引用-Yahoo News

【ロンドン今沢真】ロンドンで開かれた主要国(G8)首脳会議(英グレンイーグルズ・サミット)の財務相会議は11日午後(日本時間11日夜)、2日間の日程を終え閉幕した。

焦点のアフリカ支援問題は、一定の条件を満たした貧困国の債務を完全免除し、新たな資金支援を盛り込んだ英国案で合意し、これを盛り込んだ共同声明を採択した。新たな資金支援に反対していた米国が方針転換し、英国に同調したことで決着した。反対していた日本とフランス、ドイツは貧困国の政策を審査することなどを条件に歩み寄った。
 現時点での債務の完全免除の対象国はアフリカを中心とする18カ国。貧困国の世界銀行、国際通貨基金(IMF)、アフリカ開発銀行の債務をすべて主要国が肩代わりし、今後数十年にわたり、債務返済を完全に免除する。免除額は総額で400億ドル(約4兆3400億円)にのぼる。
 アフリカ問題は、議長国の英国が首脳会議の主要テーマと位置づけた。7月の首脳会議でブレア英首相が今回の支援策を盛り込んだ包括的なアフリカ支援策を打ち出す。
 共同声明では、原油高が世界経済の大きな懸念で、これを乗り越えて成長を続けるため、各国に構造改革を強く求めた。日本と米国には、とくに財政健全化に取り組むよう促した。世界経済は、04年に比べ05年はやや減速するとの見通しが強まっている。G8は原油高と世界的な貿易不均衡の是正が課題であるとの認識で一致した。このため、日米と同様、欧州各国とロシアにも構造改革を進めるよう求めた。
 また、主要国、新興国のなかで経済成長が偏っていることも問題点として指摘した。
 また、経済成長には公正な貿易ルールの確立が必要だとの考えで一致した。世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(新ラウンド)が進み、年末に予定されている香港での閣僚会議で06年末をめどにしている合意に向け、進展するように期待している。

 ◆財務相会議での合意・確認事項

・アフリカを中心とした重債務貧困国は、一定の条件を満たせば、国際金融機関に対する債務を完全免除
・05年の世界経済の成長は、04年より緩やかになるが堅調。原油高の懸念や貿易不均衡の課題を抱える
・世界経済の不均衡是正のため、米国は財政健全化、欧州とロシアは構造改革、日本は財政健全化を含む構造改革への取り組みが必要
・原油供給と精製能力向上のための投資は産油国、石油関連企業、消費国共通の利益。エネルギーの効率的利用が重要

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2005年06月11日

G8財務相会議:ロンドンで開幕 アフリカ支援問題協議

引用−MSN-Mainichi Interactive

【ロンドン今沢真】主要国(G8)首脳会議(英グレンイーグルズ・サミット)財務相会議が10日夜(日本時間11日未明)、ロンドンで2日間の日程で開幕した。

初日はアフリカ支援問題を中心に協議。英国が貧困国債務の完全免除と新たな資金支援を主張し、資金支援に慎重だった米国が初めて同調した。日本とフランス、ドイツは反対したが、米国の方針転換で7月の首脳会議での合意に向け、日仏独にも妥協を探る雰囲気が高まってきた。

 英国案は貧困国の国際機関からの債務をすべて免除し、主要国の信用を担保に調達する年間500億ドル(5兆4000億円)の新規資金で国際機関の免除額を穴埋めする内容。貧困国への新たな支援も行う。米国はこれまで、債務の完全免除は賛成していたが、免除額の穴埋めや新たな支援には反対していた。

 日本は「全額免除はモラルハザード(倫理観の欠如)につながる」と反対し、仏独も同調。10日の財務相会議でも、米英と日仏独が激しく対立したが、米英が同一歩調をとったことで、今後首脳会議に向けて妥協案が浮上する可能性もある。

投稿者 sustena : 20:46 | コメント (0) | トラックバック

ODA、実績ベースでの増額検討 谷垣財務相が意向示す

引用-朝日.com

谷垣財務相は10日、ロンドン市内のホテルで記者団に対し、政府の途上国援助(ODA)の増額を検討すべき時期にきているとの小泉首相の発言に関連し、「一般会計からの無償援助だけでなく、財政投融資でやっている円借款や債務削減、(国際機関への)出資国債など、いろいろな手法を組み合わせて、その中で何ができるのか検討したい」と述べた。

来年度のODAを巡っては、国連の安保理常任理事国入りを目指す外務省が、ODA予算の増額を目指している一方、財政再建を優先させたい財務省は、一般会計での増額には難色を示している。谷垣財務相の発言は、財投などを含めた実績ベースで、ODA増額を検討する意向を示したものだ。

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ブラッド・ピットのインタビュー、貧困撲滅への意識高める

引用-ロイター
[ロサンゼルス 10日 ロイター] 米俳優ブラッド・ピットがABCの番組インタビューで貧困国への支援拡大を訴え、エチオピアの子どもたちとの映像が流されたことから、米国で世界的な貧困撲滅支援への意識を高めたようだ。

 7日の「プライムタイム」にチャンネルを合わせた視聴者は、ピットの新作「Mr. And Mrs. Smith」で共演した女優アンジェリーナ・ジョリーに関する面白い情報をあることを期待していたかもしれないが、ピットの人道支援への訴えは、明らかにジョリーの情報より強い印象を残した。

 人道支援団体によると、番組終了後、12万人以上がブッシュ大統領に対し、連邦予算の1%を人道支援費として追加し、世界の指導者たちにも同様の措置を取るよう促すことを訴える同団体のオンラインサイトに署名したという。

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2005年06月10日

日本の富裕層134万人 全世界では830万人

引用ーYahoo News

世界で保有資産を100万ドル(約1億400万円)以上持つ富裕層人口は、昨年末時点で前年比7・3%増の830万人と約60万人も増加したが、日本は2・4%増の134万3000人と伸び率では世界の中で低水準にとどまったことが10日、米証券大手メリルリンチなどが発表した報告書で分かった。

それによると、世界の富裕層の資産(居住用の不動産を除く)は、8・2%増の30兆8000億ドルと2年連続で増加し、過去3年間で最大の伸び率だった。日本の富裕層の資産は2・0%増の3兆3420億ドル。
 地域別にみると、北米は債券高や減税の恩恵を受け9・7%増の270万人となり、欧州(4・1%増の260万人)を上回った。日本を含むアジアも8・2%増の230万人と急増したが、日本は株価の停滞やデフレ基調の継続などから伸び悩んだ。

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小泉首相、ODA予算の増額検討を表明

引用-朝日.com

小泉首相は10日昼、一般会計で6年連続で減少している政府の途上国援助(ODA)予算について、「今までのように削減していくだけではなく、増額を検討しなくてはいけない段階にきている」と述べ、来年度の予算編成で増額を検討する意向を明らかにした。首相官邸で記者団に語った。

 来年度のODA予算については、増額に転じたい外務省と、削減を維持したい財務省との間で意見が対立している。政府が6月下旬に決める「骨太の方針2005」の原案では、「十分な水準を確保する」としており、首相の発言は「骨太」の最終的な表現にも影響を与えそうだ。

 首相は一方で、「無駄がないか、不必要なものがないか、厳しく見直す必要がある」とも述べ、ODAの効率化が必要だとの考えも強調した。

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世銀総裁「アフリカの貧困削減を優先」・4カ国訪問へ

日本経済新聞

 【ワシントン=小竹洋之】世界銀行のウルフォウィッツ新総裁は7日、就任後初めての記者会見で「アフリカ諸国の貧困削減を最優先課題とする」と言明した。

12日から18日にかけてアフリカ4カ国を訪問し、今後の支援策を協議することも明らかにした。

 前国防副長官の総裁はイラク戦争を主導した新保守主義派(ネオコン)の代表格。欧州には「ブッシュ米政権が掲げる中東民主化を資金面で支える」との懸念がくすぶっている。同日の会見では「5年間の任期中にアフリカを『希望の大陸』に変えたい」と強調し、アフリカ支援に力を入れる欧州との融和を目指す考えを示した。

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2005年06月09日

アフリカ貧困救済、「オイルマネーで」 英財務相

Fuji Sankei Business i

【ロンドン=蔭山実】英スコットランドで7月に開かれる主要国首脳会議(サミット、G8)で主要テーマのひとつにすえるアフリカ対策をめぐり、議長国・英国のブラウン財務相は、原油価格の高騰で恩恵を受けている産油国にオイルマネーをアフリカの貧困救済に振り向けるよう、訴えている。


 ブラウン財務相は5日、英民放テレビの番組で、「産油国に着目したい。原油価格の高騰で多くの収益を得ているのだから、債務帳消し、とくに世界銀行を通じた債務救済で貢献できるはずだ。協力を得られるよう、産油国との交渉を続けていきたい」と語った。

 アフリカ対策ではG8に向けてブレア政権は、関係各国との事前の調整で大きなヤマ場を迎えており、ブレア首相は先月末にイタリアのベルルスコーニ首相と会談したのに続き、7日には訪米してブッシュ米大統領にも協力を要請した。今週末にはロシアを訪れてプーチン大統領と協議するほか、来週には欧州憲法論議と並行してドイツのシュレーダー首相、フランスのシラク大統領とも話し合うとみられる。日本とカナダとはビデオ会議形式で首脳会談を行う予定だ。

 だが、英国が検討しているアフリカの重債務国の大幅な債務帳消しや、新たな援助資金の拠出、国際通貨基金(IMF)などとは異なる仕組みで援助資金を調達する「国際金融ファシリティー(IFF)」の新設などには難色を示す主要国が多く、ブレア政権は調整に苦心している。

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ライブ8、エディンバラでも開催ヘ

ロイター

[エディンバラ 7日 ロイター] 主要国首脳会議(サミット)に合わせて行われるアフリカ貧困救済コンサート「ライブ8」で、サミット開催地スコットランドの中心都市エディンバラでの公演も決定した。

主催者が7日明らかにした。
 ライブ8は7月2日にロンドンとパリ、ベルリン、ローマ、フィラデルフィアの世界5都市で開かれるが、エジンバラでのコンサートはその4日後、サミット会場グレンイーグルス・リゾートから車で1時間のマレーフィールド・スタジアムで行われる。

 ダイドやアニー・レノックス、トラビス、テキサス、ユッスー・ンドゥールなどの出演が予定されており、2日の出演者の一部も加わる見込み。約6万人の観客動員が予想されている。

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2005年06月08日

アフリカ支援で隔たり残す 米英首脳会談

Yahoo News

 【ワシントン7日共同】ブッシュ米大統領は7日、訪米中のブレア英首相とホワイトハウスで会談、7月の主要国首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)で議題となるアフリカの貧困問題などについて協議したが、具体的な支援策をめぐる隔たりは解消せず、決着はサミット本番まで持ち越された。

 記者会見した両首脳は、焦点の重債務貧困国の債務免除について「良い方向に進んでいる」(ブレア首相)と協議進展を強調した。ただ、ブッシュ大統領は「腐敗した国には誰も資金を供与したがらない」と民主化の進展度に応じて援助対象国を選別していく姿勢を重ねて表明、全面的な債務免除には慎重な姿勢を示した。

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2005年06月05日

ライヴ・エイドの21世紀版“Live 8”、ついに開催決定!

CDジャーナル
以前から根強い噂として囁かれていた、世紀のチャリティ・イベント“ライヴ・エイド”の21世紀版とも言えるチャリティ・イベント“Live 8”の開催がついに正式に発表されました!

 先日5月31日に再び発起人を務めるブームタウン・ラッツのボブ・ゲルドフによって発表され、それによれば、イギリス・ロンドン、フランス・パリ、ドイツ・ベルリン、イタリア・ローマ、アメリカ・フィラデルフィアの計5ヵ所にて7月2日に開催される予定。これは、7月6日にスコットランドで行なわれる主要国首脳会議(G8サミット)に併せての開催となるもので、ボブ・ゲルドフはその目的について“アフリカが直面する様々な問題に注意を引き付けること”とコメントしています。
 今回ボブ・ゲルドフの呼びかけに応えて参加するのは、U2、コールドプレイ、ポール・マッカートニー、シザー・シスターズ、スティング、ヴェルヴェット・リヴォルヴァー、マドンナ、ローリン・ヒル、ブライアン・ウィルソン、ボン・ジョヴィ、サラ・マクラクラン、スティーヴィー・ワンダー、50セント、P.ディディ、ジャミロクワイ、ユッスー・ンドゥール、フェイス・ヒル、デュラン・デュランなど、現在までに判明しているだけで総勢60組以上にもおよぶアーティストたち。またスパイス・ガールズが再結成の場に選ぶのでは?とも噂されているので、今後も出演者はさらに増えていきそうな状況です。イベントはテレビ放映も予定されており、またネットでもAOL Music site経由ですべてをシーンを観覧出来る模様。音楽史の残る世紀のイベントを、ぜひともアナタもご体験ください! 開催まで、あと約1ヵ月!

≪イギリス・ロンドン≫
・マライア・キャリー
・コールドプレイ
・ダイド
・キーン
・エルトン・ジョン
・アニー・レノックス
・ポール・マッカートニー
・ミューズ(UK)
・レイザーライト
・R.E.M
・シザー・シスターズ
・スノウ・パトロール
・ステレオフォニックス
・スティング
・ジョス・ストーン
・ロビー・ウィリアムス
・U2
・ヴェルヴェット・リヴォルヴァー
・ボブ・ゲルドフ
・キラーズ
・マドンナ
・ザ・キュアー

≪ドイツ・ベルリン≫
・a-ha
・Bap
・クロスビー,スティルス&ナッシュ
・ローリン・ヒル
・Die Toten Hosen
・ピーター・マーフィー
・ブライアン・ウィルソン

≪アメリカ・フィラデルフィア≫
・ウィル・スミス
・ボン・ジョヴィ
・マルーン 5
・デイヴ・マシューズ・バンド
・サラ・マクラクラン
・ロブ・トーマス
・キース・アーバン
・ジェイ・Z
・スティーヴィー・ワンダー
・50セント
・カイザー・チーフス
・P.ディディ

≪フランス・パリ≫
・アンドレア・ボチェッリ
・クレイグ・デヴィッド
・Calo Gero
・ジャミロクワイ
・Kyo
・Yannick Noah
・ユッスー・ンドゥール
・プラシーボ
・アクセル・レッド
・Johnny Halliday
・マヌー・チャオ
・Renaud

≪イタリア・ローマ≫
・Irene Grandi
・フェイス・ヒル
・Jovanotti
・ティム・マッグロウ
・Nek
・Laura Pausini
・デュラン・デュラン
・Vasco Rossi
・ズッケロ

■ Live 8の公式HP は、こちら。

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2005年06月04日

IMF、貧困国の債務解消問題で解決策を見出すことは可能=英財務相

ロイター
 
[エディンバラ 3日 ロイター] ブラウン英財務相は、国際通貨基金(IMF)が貧困国の対IMF債務を解消する方策を見出すことは可能である、との見方を示した。

 英国がIMFの金準備の一部を売却することを提案した一方、金の評価額を変更するのが良いとした国もあれば、IMFの出資国が貧困国による債務の利払いをなくすために返済を行うべきだとの提案もあった。

 ブラウン財務相は、当地で記者団に対し、「こうした協議から、私は解決策が見出されると信じている」と語った。

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2005年06月03日

ライブ・エイド再び、世界5都市で貧困救済コンサート開催へ

Yahoo News

[ロンドン 31日 ロイター] 1985年にエチオピア飢餓救済を掲げてチャリティーコンサート「ライブ・エイド」を成功させたボブ・ゲルドフらは5月31日、7月2日に世界5都市で再び大規模な慈善コンサートを開催すると発表した。

7月8日にスコットランドで開幕する主要国首脳会議(サミット)を前に、アフリカの貧困根絶を呼びかけることが目的。
 サミット参加8カ国にちなんでコンサートのタイトルは「ライブ8」とされており、発展途上国の債務問題に取り組んでいる団体「メイク・ポバティー・ヒストリー」のエジンバラ集会に合わせて行われる。
 開催都市はロンドンとパリ、ベルリン、ローマ、フィラデルフィアで、入場料は無料。
 ロンドン会場の出演予定者は、マライア・キャリーやコールドプレイ、エルトン・ジョン、マドンナ、ポール・マッカートニー、REM、シザー・シスターズ、スティング、ロビー・ウィリアムス、U2。
 フィラデルフィア会場については今のところ、ボン・ジョビ、マルーン5、P.ディディ、スティービー・ワンダー、ウィル・スミスの出演が確定している。

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